こんにちは!
当ブログの記事に興味を持っていただきありがとうございます。
将来の目標は水族館館長とアクアリウムを拡げること!めだかです!
館長目指して今日もガンガンアウトプットしていくので、水族館について学んでいきましょう!
今日のテーマは「公立水族館の特徴」について解説していきます。
この記事を読めば、公立で運営されている水族館の特徴を知ることができます。
将来水族館に就職を考えている人は参考にしてみてください。
それでは早速いきましょう!
公立水族館とは?
という方に向けて解説したいと思います。
このブログでいう「公立水族館」とは、県や市などの地方公共団体(またはその中の教育委員会)が設置/運営を行う水族館のことを指します。
簡単言うと、県や市が建てて運営する水族館を公立水族館と呼びます。
公立水族館の他に、民間の会社が設置/運営する私立水族館や市町村や県が建てた水族館を民間の会社が運営する指定管理水族館がありますが、こちらは次回以降詳しく解説していきます。
公立水族館の特徴
では本題の公立水族館の特徴についてみていきましょう。
公立水族館の特徴として以下の点が主に挙げられます。
1.入館料が安い
2.派手なイベントやショーが少ない
3.多くの公立水族館の就業時間は定時終わり
4.水族館の専門の知識がない人が働く場合がある
それぞれ見ていきましょう!
1.入館料が安い
これは公立水族館かその他の水族館かを見分ける上で大きな指標になります。
公立の水族館で入館料が2000円を超える水族館はまずありません。
私の所感だとだいたい1000円いかないくらいではないでしょうか。
なぜかというと、市や県が水族館を社会教育施設として運営しているからです。
水族館は広い意味では博物館の仲間になります。
その博物館のルールを決めた「博物館法」の中には、次のようなことが書かれています。
第23条 公立博物館は、入館料その他博物館資料の利用に対する対価を徴収してはならない。但し、博物館の維持運営のためにやむを得ない事情のある場合は、必要な対価を徴収することができる。
つまり、運営維持以上の利益を得てはいけないということです。
でも利益がないと設備や生き物を新しく展示したいときどうするの?
こう思われた方、鋭いです!
博物館法には次のようにも記されています。
第24条 国は、博物館を設置する地方公共団体に対し、予算の範囲内において、博物館の施設、設備に要する経費その他必要な経費の一部を補助することができる。
博物館法より引用・抜粋:http://earthresources.sakura.ne.jp/er/Class/HJC02_H1.html#anchor1134033
つまり、水族館に必要な経費の一部を国から予算で出してくれるということです。
公立水族館は県や市が運営しているので、そちらからのお金+一部国からの補助があることで、入館料が安くなっており、水族館を運営できているのです。
2.派手なイベントやショーが少ない
こちらはあくまで私の主観です(笑)。
ただ、先ほどの話のように公立水族館は利益を取らない、あくまでも社会教育施設の側面が強いので、派手なイベントや、過度に集客する目的のレクリエーション面は薄いのが現状です。
3.多くの公立水族館の就業時間は定時終わり
これにはびっくりされるかたもいるのではないでしょうか?
以前の記事でもお話ししましたが、水族館飼育員は生き物第一優先の職業です。
そのため、生き物によって飼育員の就業時間が不規則になることがあります。
しかし、公立水族館では就業時間8:30~17:30までというように、
決まった時間に仕事を終えるというのが通常です。
4.水族館の専門の知識がない人が働く場合がある
こちらも公立水族館ならではの特徴です。
県や市の管理施設ということは当然、異動などで役所勤務の方も働くケースがでてきます。
ある日突然水族館飼育員に!ということもゼロではありません。
そのためあまり飼育難易度の高い専門的な生き物は展示していないケースもあります。
(もちろん全員が入れ替わるわけではないので、引継ぎがしっかりできていれば、専門的な展示も維持できます。)
「水族館ガール」というドラマにもなった小説の主人公の嶋由香さんも市役所からイルカトレーナーへ転身し成長していくというストーリーになっています。
本自体もおすすめなの小説なので興味のある方は読んでみてください!
まとめ
では今回の内容を復習して終わりましょう!
日本の水族館には県や市などの地方公共団体(またはその中の教育委員会)が設置/運営を行う水族館
公立水族館があります。
そして公立水族館の特徴として、
1.入館料が安い
2.派手なイベントやショーが少ない
3.多くの公立水族館の就業時間は定時終わり
4.水族館の専門の知識がない人が働く場合がある
が挙げられます。
県や市などの地方公共団体が管理しているため、社会教育施設の要素が強い水族館です。
これは水族館の4つの役割であるレクリエーションより教育普及に重点を置いているということです。
水族館の役割について気になったかたはこちらも見てみてください!
https://medakaaquariumblog.com/54
同じ水族館でも私立水族館とは特徴が異なるので、個人的には各水族館の特色が出て面白いと思っています。
今度は私立水族館にも詳しく紹介したいと思うのでぜひ公立水族館と比較してみてください!
https://medakaaquariumblog.com/1510
https://medakaaquariumblog.com/1529
次回も水族館について解説していきたいと思うのでまだまだ学びたいと思った方はぜひまた遊びに来てください!
それではまたのご来館をお待ちしております!
ありがとうございました!