こんにちは!管理人のめだかです!
今日は水族館の導線の続きについてお話ししたいと思います!
またまたマニアックな話ですが、水族館ガチ勢のあなたにはぜひ読んでいただきたい!
前回の導線の話の続きになるのでまだ読んでいない方はこちらを読んでからがおすすめです!
https://medakaaquariumblog.com/2136
今日話すことを知れば、次回水族館行く時にその水族館の全体像が分かるようになります。
また、学芸員資格を取得する上で学ぶ知識でもあるので覚えておくと勉強の時に理解しやすいです!
それでは行ってみましょう!
導線のおさらい
1.導線とは水族館の人の動きのこと。
2.導線には公開された導線と非公開の導線の2種がある。
3.導線はシンプルに交差させず、
利用に応じた幅・長さを用意し、非常時を想定する
強制導線
公開された導線には大きく分けて二つあり、その一つが「強制導線」です。
その名の通り、来館者に水族館の展示を強制的に順番通り見てもらうように設計されています。
でも、多くの水族館が採用しているのにもちゃんと理由があるんだ!次はそのメリットを見ていこう!
強制導線の特徴
強制導線の特徴は以下のものが挙げられます。
・水族館の伝えたいことを来館者に伝えやすい
・水族館内で迷わない
・受動的に水槽を見れる
まず最大の強みは水族館側が来館者に伝えたいことをストーリーを立てて伝えられることです。
伝えたいことを順序だてて伝えているのがこの導線の特徴です。
例を挙げると地域の海の生態系を伝えたい水族館があるとします。
⑴入口から入ってすぐには世界の海の生き物の水槽を展示
⑵次に日本の海の生き物の水槽を展示
⑶地域の海の生態系を模した水槽を強調して展示
ある程度は強制導線によって展示のまわり方を提示してくれているので、
どこを見ればわからない来観者には分かりやすくなっています。
・時間がかかる
・ある程度行動が制限される
・特定の水槽だけを鑑賞できない
強制導線の弱みは出口にたどり着くまでに時間がかかる、行動が制限されるなど
来館者の自由が制限されることです。
後半になると疲れがたまったり、イルカちゃんみたいにお目当ての水槽だけが見たい常連の人には強みが生かされないこともあるんだ
強み:水族館の伝えたいことを来館者に伝えやすい
弱み:来館者の自由が制限されやすい
まとめ
今日は水族館の導線の一つである「強制導線」についてのお話でした。
まとめると、
来館者に水族館の展示を強制的に順番通り見てもらうように設計された導線
強み:水族館の伝えたいことを来館者に伝えやすい
弱み:来館者の自由が制限されやすい
逆にイルカちゃんのように自分の好きなように展示を見たい方には、足枷のような弱みが出てきます。
ただ、この導線だけでは来館者に親切ではないということで近年はもう一つの導線が生み出されました。
次回はこの新しい導線について解説していきますので、興味のある方はぜひのぞきに来てください!
本日はここまでです。
今日もありがとうございました!
またのご来館お待ちしてます!