こんにちは!水族館で飼育員をしている管理人のめだかです!
今日も水族館について学んでいきましょう!
【シリーズ連載】
ブログに多く寄せられる質問に飼育員である管理人が答えます
今回はブログをみて飼育員を目指す学生の皆さんなどから寄せられた質問の中で、
- 多くいただいた質問
- これは大切だなと思った質問
の管理人のめだかなりの回答を紹介していきます!
結構飼育員を目指す上で大切なことが詰まった質問・回答になっているので、飼育員を目指す方はぜひ参考にしてみてください!
たくさん寄せられた質問たちを今回は、以下の6つにまとめてみました。
- 大学選び
- 資格について
- 飼育員の適正について
- 就活について
- 仕事について
- 将来について+番外編(おまけ)
今回はシリーズ第5回ということで、水族館での仕事についてよくある質問を紹介・解説してきます。
飼育員を目指す上で抱える皆さんの悩みを少しでも解決できれば幸いです!
休日の曜日は固定できますか?
今回は土曜日は個人的な事情で働けず、飼育員になっても役所の職員のように固定休で働くことができるか?という質問でした。
難しい道のりになる
結論からお伝えすると、不可能ではないですが難しい道のりになります
理由はざっと2点挙げられます
1.水族館が生き物を扱う職業だということ
2.ほかのスタッフとの兼ね合い
1.水族館が生き物を扱う職業だということ
①についてですが、みなさんご存じ、水族館は生き物を扱う職業です。
生き物は飼育員の都合(出勤・休日)に関わらず、弱ったり病気になります。
特に自分が飼育員として働いていれば、担当する水槽、生物も出てくるでしょう。
自分も担当の水槽ができてから、身に染みて感じております
もちろん他のスタッフとの協力しながら、仕事をしていくわけですが、担当になった自分以上に責任をもつスタッフはいません。
(また、小型水族館であればカバーできる人材も少なくなりますし、水族館の運営によっては生き物の飼育経験が全くない状態の飼育員が働いている場合もあります。)
命を扱う以上、生き物の緊急事態の時には休日でも出勤して生き物の健全な飼育につとめるという気持ちが必要だと自分は思います。
水族館側も飼育員に「生き物を優先して考える人」を採用したいわけです。
休日を固定にするということは、曜日に関係なく働きたいと考えている他の志望者に比べると就職では不利に働くと思った方がよいでしょう。
ただ、この条件をクリアできても②が問題になります。
2.他のスタッフとの兼ね合い
仮に土曜日休日をOKとしましょう。
これを職場でしっかり理解されないとスタッフカントの軋轢(あつれき)を生みます。
なんであの人だけ土曜日・日曜日固定休がOKなの?
こういった不満を覚える人が出てくる可能性があるということです。
特に土日祝は週の中で一番忙しい日でもあります。
その日を毎週休むのは採用側としても懸念材料になりえます。
大型水族館であれば人数もいるのでやろうと思えばカバーもできそうですが、
休むのであればカバーするスタッフたちの信頼を勝ち取る、損なわないことが大切になりそうです
まとめ
今回は飼育員として働くときに土曜や日曜日を休日として固定できるかという質問にお答えしました。
結論として生き物を扱う点と、土日が忙しいサービス業という側面をもつ水族館飼育員で土曜日を固定して休むことは、難しいと回答しました。
ただ、自分も限られた場所で見知った経験でしか物を語っていません。
難しくても、時代が移るにつれて若しくはすでにそういった働き方を進めている水族館もあるかもしれません。
どうしても土曜日を休む働き方を諦められないなら、諦めないのも手だと思います。
要は自分の回答は一般論であって、質問者さんが水族館をどう探すか、どう提案するかで特例になる可能性だって残されているからです。
今回の問題の目的を整理して、自分の利点だけでなく、相手側の利点も考えて提示することが難しい問題を解決する第一歩かと思います。
もし自分の理想の働き方で働けたのならその時は『ほら見ろと』めだかに自慢してください!
今回は以上です!
本日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
またのご来館をお待ちしております!