こんにちは!当ブログの管理人で水族館飼育員のめだかです!
今日も水族館について学んでいきましょう!
【シリーズ連載】
ブログに多く寄せられる質問に飼育員である管理人が答えます
今回はブログをみて飼育員を目指す学生の皆さんなどから寄せられた質問の中で、
- 多くいただいた質問
- これは大切だなと思った質問
の管理人のめだかなりの回答を紹介していきます!
結構飼育員を目指す上で大切なことが詰まった質問・回答になっているので、飼育員を目指す方はぜひ参考にしてみてください!
たくさん寄せられた質問たちを今回は、以下の6つにまとめてみました。
- 大学選び
- 資格について
- 飼育員の適正について
- 就活について
- 仕事について
- 番外編(おまけ)
今回は仕事編ということで、管理人のめだかが仕事で気を付けていることを解説します。
管理人が普段意識している仕事に対しての考え方を解説するので、飼育員の仕事に興味のある方がぜひご覧ください!
それではいってみましょう!
職場の人間関係で気を付けていることは?
仕事関係の質問で結構多かった内容として、「職場の人間関係」というのはすごく目にしました。
コミュ力が低いのでせっかく飼育員になれたとしても人間関係が不安です
人間関係で飼育員を辞めてしまう人はいるのでしょうか?
今回は水族館で働く飼育員のリアルな人間関係模様も解説しながら、コミュ障である管理人のめだかが個人的に気を付けていることを回答・解説していきたいと思います。
職場の人間関係をよくする方法
結論はとてもシンプル、「自分の仕事に集中する」です
は?なんで仕事がコミュニケーションよくするのに繋がるんよ?
と思う方に向けて回答を解説していきたいと思います。
職場は仕事をする場所
そもそも職場とは「仕事をする場所」です。
友達増やしてアオハルを謳歌する場所でも、いろんな年代の人とワイワイ雑談を楽しむ場所でもないわけです。
小学校で足の速い子が友好な人間関係を築きやすいのと同じように、
職場では仕事ができることが人間関係に有効に働きます
補足:学校生活と職場生活の違い
このブログを読んでくださる方には学生の方も多いので、学校と職場との生活の違いについても補足しておきたいと思います。
学校と職場の人間関係の違い
学校 | 職場 | |
周りの人 | 同年代、ヨコの関係、人を選べる | 異なる年代、タテの関係、人を選べない |
目的 | 自身の成長、社会への適応訓練 | 会社の目標達成、顧客の問題解決 |
休み | 授業は短く、休憩は多い・長い | 就業は長く、休憩は少ない・短い |
お金 | 支払う(学費) | 受け取る(給料) |
責任 | 自分の成果は周囲に影響しない | 自分の成果が水族館・生物に影響する |
学校と一番違うところは、学校はお金を払って通うところですが、職場(水族館)はお金をもらって通うところです
職場・社会において、お金をもらえるだけの成果を出すことが一番の目的になります
管理人の体験談
コミュ障である管理人は、コミュニケーション能力の向上に力を入れるのではなく、仕事や生産性の向上で当時より改善できたと思っています。
- 仕事への当事者意識で成果と信頼を得る
- 自分の得意を仕事に活かす
当時は淡水魚の飼育経験が得意であったので、まずは得意を活かそうと思いました。
しかし、もろもろの事情で飼育業務から離れる事になり、自分の得意が活かせない状況になりました。
いきなり言われるし、飼育業務できないし、コミュ障だしで通勤するのも嫌になり結構腐ってました
そんな中、自分の飼育員としての小さな維持を守るべくなんとなく始めたのがこのブログだったりします。
仕事ができない分、いつ飼育業務に復帰できるように勉強をしていたわけです。
これが結果的に自分の仕事力の向上につながりました。
ブログを続けることで他の水族館スタッフより、
- パソコン周りに詳しくなる
- 文章作成が上手くなる
- 論理的に考えるようになる
- タイピングが早くなる
- 情報検索が上手くなる
- 伝えることが上手くなる
- パワポ、ワード、エクセルが上手くなる
と副産物的に自分の得意なことが増えました。
これにより、仕事として
- 1つのPCでしか見れなかった仕事のメールを他のPCでも見れるようにしたり
- SNSをより高い頻度で更新するようにしたり
- 企画展のポスターを作ったり
- FAXをファクシリミからプリンター接続に変更する
- 新しいグッズ作成や商品検索と発注方法の検索
など地味〜なこともやってたりしました。
これにより、仕事による成果と周りからの一定の信頼を得ることができました。
そしてその信頼を用いて、当時ほぼ置物と化していた場所を、仕事の合間に淡水展示コーナーとして模様替えし、管理できるようになりました。
- 仕事ができれば、困っているスタッフのサポートなどができる
- 助けた噂が広がることで、職場での印象に変化が起きる
- 自分のコミュ力に関係なく、周りの反応が変化していく
苦手なコミュ力を伸ばさなくても、目の前の仕事が得意ではない状態でしたが、
- 目の前の仕事に当事者意識をもち成果を出す
- 得意なことを増やして仕事に活かす
これによって、人間関係を当時より改善できたと思っています。
こうしてブログを継続できていたのも、いつも見てくださるみなさんのおかげです
いつもありがとうございます
仕事に集中するために気をつけること
自分
仕事で生じた責任はしっかりとる
仕事で生じたミス隠しや責任の犯人捜しはしないようにしましょう。
やればやるだけ無駄に信頼を損ねます。
ダメな上司の特徴に挙げられるのが、犯人捜しを始めることです。
起こってしまってことの犯人捜しや責任逃ればかりしている人間に信頼が集まるわけがありません。
こういった人には仕事に集中しているのではなく、他の人から認めて欲しい、嫌われたくないという心理があります
真の意味で仕事に集中しきれていないと言えます
自分のミス:素直に報告しどのようにリカバリーするか考える
他人のミス:相手を責めるのではなく、同じミスが起こらないよう一緒に考える
誰かに好かれるために仕事するのではなく、仕事に当事者意識を持つ
軽率な発言をしない
自分のようなコミュニケーション能力に自信がない人は雑談などは控えましょう。
自分には悪気はないつもりでも相手を深く傷つける発言をしている場合があるからです。
- 見た目
- 匂い
- セクシャル
- プライベート
人の数だけ正義があるわけですから、知らぬ間に相手を否定するような発言をしてしまう自覚や失敗談があるなら、余計なことは言わず、まずは仕事に集中する事に意識を向けましょう。
コミュ障にとって慣れない雑談は災いの元
他者はコントロールできない
職場の人間関係に関わらず、「他者はコントロールできない」ということは覚えておきましょう。
これは「嫌われる勇気」という書籍から学んだ言葉です。
そもそもなぜ、人間関係にストレスを感じるかというと、こんなことを考えているからだと思っています
1.自分が正しいと思うことを否定されたくない
2.自分の自由が脅かされる不安
3.相手をコントロールしたいと思っている
「自分が絶対に正しい」と思っていると他者へも自分と同じ思考・行動を強要しようとしてしまいますが、お互いにいいことはありません。
書籍では「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない」という例えで表されていました。
しかし一方で自分はコントロールできます。
自分がコントロールできない事に嘆くのではなく、コントロールできるところでどのように行動していくか。
その姿勢を周りに見せることが、結果的に人間関係を良い方向に向かわせてくれると思っています。
自分がコントロールできる問題とできない問題を見極めていきましょう。
常に向上心をもつ
飼育員としてやりたいこと、成し遂げたいことなど自分なりの目標を持つことを意識しましょう。
そしてその為の研鑽を継続し、自分の価値を高めましょう。
職場の人間関係が嫌で退職を考えたときに、自分を必要としてくれる新しい環境に出会いやすくなる保険にもなります。
目標と向上心をもつ
相手
他者を搾取する人間に近づかない
他者を搾取する人間には近づかないことが賢明です。
別名、クレクレ君、テイカーなどとも言いますが、彼らの思考は「自分はもらって当たり前」だと信じて疑いません。
搾取するならまだしも、攻撃までしてくる厄介な相手には近づかないことが仕事に集中するために必要です。
クレクレ君、テイカーには近づかない
ネガティブ人間からは距離を置く
自己肯定感の低い人や、否定から会話を始める人、人の挑戦を笑う人などとは最低限の付き合いで十分です。
足の引っ張り合いなら彼らに敵う者はいません。
腐ったミカンのようにこちらまで腐らないように、ゴミはゴミ箱に精神で仕事に集中しましょう。
マイナスなことしか言ってこない人間とは取り合わない
まとめ
今回は、職場の人間関係で気を付けていることについて解説しました。
コミュニケーションが苦手な方は、「仕事に集中する」ことが結果的に職場の人間関係を良くすることに繋がります。
仕事に集中するための意識をもつことが大切です。
- 仕事に当事者意識を持つ
- 軽率な発言をしない
- 向上心を持つ
- クレクレ君に近づかない
- ネガティブ人間から距離を置く
終わってる職場だったらさっさと辞めるのも手
ただし、職場全体の環境が腐りきっていた場合、一人の行動で改善するのはとても難しいので自分を疲弊させないためにも辞めるというのも手です。
[終わってる職場の特徴の例]
○将来性がない
- トップに当事者意識、改善の熱意がない
- トップと上司がマネジメントをしない
- 水族館にこれといって特徴がない=方向性が定まっていない
○評価が正当にされない
- 口が上手い人間だけ評価される
- トップが現場のことを全く知らない
○既に人間関係が腐っている
- 他責思考の上司
- 楽な仕事が共通認識の馴れ合いの空気
- 否定的で足を引っ張る人間
遅かれ早かれ崩壊することが目に見えています
腐った環境にズブズブいると自分もいつの間にか染まってしまい、その会社にぶら下がることしかできなくなるので自分のためにも遠慮なく逃げましょう
「上司ガチャ」という言葉があるように人間関係はどこの職場でも問題になることです。
水族館で最も飼育が難しい生物は人間だという業界ジョークもあるくらいですから、自分も上司に嫌味を言われても、
エサが食べたいんだな〜、解凍してないオキアミでも口につっこんでやるか
オウッオウッ言ってるな〜、顔真っ赤だし、婚姻色出てるから発情期かな?
くらい、心に余裕を持って仕事に集中できればいいな〜と思います。
今回は以上です!
本日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
またのご来館をお待ちしております!
おまけ:具体的な実践例
最後に管理人自身がやっている細かい具体例を紹介したいと思います。
仕事に集中して周りから「仕事できるな」と一定の評価が出るようになってきたら、できるものからやってみてください。
管理人もいつも、完璧にできているわけではありません
仕事で気持ちが落ち込んでいる時や、忙しくて余裕がないときは一旦やめて、仕事に集中するという原点に立ち返ることを繰り返しています
【よい人間関係を維持するために管理人が実践していること】
1.小さなコミュニケーションを増やす
- あいさつ
- お礼
- 心から褒める
- 人の話を聴く
- 笑顔のリアクション
など
2.マイナス点を増やさない
- 謝る
- スタッフと満遍なく交流する
- キレない
- 責めない(諭す・共感する)
- 素直になる
- 欺瞞をしない
- 身なりを最低限整える
など
3.仕事で結果を出す
- 熱意を出す
- アドバイスを求める
- お客さんを観察・交流する
- 勉強する
- 効率も考える
- 怠慢ななれ合いをしない
など
4.自分の心もち
- 自分を冷静に俯瞰できるようにする
- 執着しすぎない
- まずは与える精神
- 相手を知ろうとする(そぶりでも)
- その人の主観的だけではなく客観的な評価も調べる
- 健康な生活(適度な飲食・運動・睡眠)
- コミュニティを複数持つ
- 本を読む
など