こんにちは!
当ブログの記事に興味を持っていただきありがとうございます。
将来の目標は水族館館長とアクアリウムを拡げること!めだかです!
館長目指して今日もガンガンアウトプットしていくので、水族館について学んでいきましょう!
今日のテーマは「飼育員という職業」について解説します。
今日の話は水族館飼育員を目指す方に伝えたい内容です。
今回は水族館飼育員を目指す方向けに発信したいと思います!
それでは早速いきましょう!
水族館の職業事業
早速、水族館の職業事業についてお話しします。
色々な人が水族館に就職すると直面する問題を自分なりにまとめてみました。
1.就職倍率が高い
2.仕事量に対しての給料が安い
3.責任が増えるほど飼育作業が減る
それぞれ見ていきましょう!
1.就職倍率が高い
水族館飼育員志望の方はご存知の方も多いと思いますが、水族館飼育員の就職求人倍率は普通の職業と比べても高いです。
ひとたび募集が出ようものなら多くの学生、中途採用希望者が志望します。
水族館の募集人数が一人としたら、就職希望者は何十人と募集が来ます。
私の後輩が採用試験を受けた関東の某大型水族館では、飼育スタッフの求人が2名なのに対して応募が200名以上きたほどです。後輩は無事合格していましたが(すげー、、)。
水族館の求人は、基本人員が抜けたのを補填するのが一般的なので、
・毎年同じ水族館から募集があるか分からない
・募集の時期も予測できない(HPやインターンで聞くしかない)
・採用までの行程が多い(書類選考、面接)
と応募するまでもが大変となります。
そして厳しい採用選考を生き抜くにはあなたがどのような人なのか水族館側に伝えなければいけません。
採用選考について詳しい内容は次回以降に掘り下げていきたいと思います。
2.仕事量に対しての給料が安い
このように厳しい採用選考を生き抜いて、いざ働き始めると仕事の量に対しての給料の安さに愕然とする人もいます。
せっかく水族館飼育員に就職できたのに仕事の大変さや給料の安さで辞めていく方も少なくありません。
〇仕事
・基本定時出社/退社(飼育生物の世話、ショー、研究、外部との連絡、企画展示・ショー考案など)
・残業(企画展の準備、調子の悪い生物の世話)
・遅番(施設に異常が無いよう泊まって確認)*民間運営に多い
・突発的な業務(飼育生物の体調の変化、漁師からの連絡)
・出張(他水族館や企業への視察や合同イベント、教育施設への出張展示や講談)
〇給料(多少前後します)
20代前半の飼育員の年収=100万円後半~200万円前半くらい(ボーナスもない所もある)
20代前半の飼育員の月収=大体10万円後半から20万円前半くらい
自分の勝手な感想ですが、貰える額が多くなりがちなのは、
小規模や中規模の民間運営<公立運営<大規模優良民間運営の順のような気がします。
(あくまで個人の感想です)
〇生活費 *は個人的な感想です笑
・家賃:アパートなど *新入社員には社宅を提供する水族館もあります
・食費:朝、昼、晩+飲み会代 *社食のある水族館もあります、飲み会行き過ぎると破滅…
・光熱費:水道・ガス・電気 *後述のペットで魚を飼ってると水道がさらにかさむ、、、
・通信費:携帯、インターネット *Wi-FiないとYouTubeが命取りになることも
・交通費:車、電車、バスなど *地方水族館だと車は必須!
・衣料、他生活用品:服、生活用品、化粧品、趣味など *女性スタッフはここの支出が多いイメージ
・ペットの生活費:餌、用品など *飼育員なら意外に多い出費。どれだけ飼うかによる…?笑
と、仕事に対して給料が安いといううのがお分かりいただけたでしょうか?
おまけで生活費も載せましたが、飼育員は使い方次第ではあるのですが、結構余裕のない生活になりますね。
3.責任が増えるほど飼育作業が減る
飼育員で上の役職につけば自由に好きな生き物を飼育できる!と淡い幻想を持っている方がいたら今すぐに思い直したほうがいいです。
確かに上の役職になって自分の裁量も増えれば、特別展示の企画を任されることもあるでしょう。
しかし、そこには責任がついて回ります。その展示は来館者の学び、楽しみを与えれるような展示にしなければなりません。
例えば、ウミウシがすごい好きな飼育員がウミウシばかりの展示をしていたら、一般のお客さんが来なくなるという感じです。
一つの生物を突き抜けて展示するといううのは、その水族館の独創性を強めることもありますが、来館者に受け入れられなければ、残念ながら意味がありませんし、リスクが高い展示なのです。
話を戻すと、責任が強くなると部下の教育や、上司との会議なども増えていきます。また、自分の水族館の中だけではなく、他の水族館や地域の学校とも交流をする機会が増えてきます。ですので、一日中好きな生物の飼育をしているというわけにもいかないのです。
職種は飼育員ですが飼育だけしていればいいというわけではないのです。
まとめ
それでは今日お話ししたことを復習していきましょう!
1.就職倍率が高い→1/100という場合もあり、入るのが大変
2.仕事量に対しての給料が安い→入ってからも大変
3.責任が増えるほど飼育作業が減る→偉くなっても大変
となっています。
はい、まさしくその通りです。今日紹介したことだけを見れば、普通の会社員になったほうが100%良いと飼育員の私が断言します。
ですが、諸事情などで途中で辞める飼育員はある程度いますが、全国の飼育員全員が辞めていないのは何故だと思いますか?
イルカのトレーナーを夢見た私の大学の同級生は、日々の業務が辛いと弱音を吐きながらも、イルカとコミュニケーションをとれたこと、ショーでお客さんが喜んでいることについては、日々の業務などなかったように、誰にも負けない笑顔で話します。
私だってその一人です。私には産まれた地元に魚をはじめとした水生生物について触れ合う、学ぶ楽しさを広めることを目標に日々考えながら業務にあたっています。
つまるところ、それは仕事の大変さやお金以上のものを水族館飼育員という仕事に見出している方たちだからです。
これだけ水族館飼育員という職業に対して大変だと言ってきましたが、それ以上に夢中になれる何か
「飼育員になって何をしたいのか」
がはっきりしている方には是非一緒に水族館を盛り上げていただきたいと思っています!
と思っている方も、しょんぼりしないでください。今からでも探せばいいんです!
自分はなぜ飼育員になりたいのか?なってからなにをしたいのか?隙間時間にでもいいです、考えていきましょう!
今後あなた考えのヒントになるような記事も掲載するために頑張りますので、ぜひまた覗きに来てみてください!
次回も水族館について解説していきたいと思うのでまだまだ学びたいと思った方はぜひまた遊びに来てください!
それではまたのご来館をお待ちしております!
ありがとうございました!