こんにちは!
今日は10分ほどで学芸員資格の方法について分かりやすく説明していきます!
それでは早速行ってみましょう!
学芸員の資格は必要?
そもそも学芸員資格ってどんな職業に必要なの?
歴史博物館や水族館、動物園など博物館関連の仕事に就きたいなら重要になる資格です!
もちろん資格をもっていなくても就職すること自体は可能です
あんまり聞かない資格だけど本当にとる必要はあるの?
必須じゃないなら無理してとらなくてもいいかなぁ
甘い!寒ブリより甘いよ!
ただでさえは博物館施設は働きたくても就職倍率が高く、いつ求人が来るかわからない職業なんだよ!
募集が出ても、学芸員資格がないと受けるころすらできない可能性があるからね!
勝負の舞台にも立てないのは不利だね~
どうすれば学芸員になれるの~?
大丈夫!今回は学芸員資格の取得までをしっかり解説するよ!
それじゃあ早速行ってみよう!
そもそも学芸員って?
熱くなっているとこ申し訳ない…
そも、学芸員とはなんぞや?
全然大丈夫!
簡単に説明するよ!
【学芸員とは?】
日本や様々な学問で重要な位置付けをもった「物・事・生物」=「資料」を扱う専門的な職業
【学芸員の主な仕事】
- 「収集」:資料の収集
- 「保存」:資料を後世に伝えるための保存
- 「調査・研究」:資料から情報を取り出して価値を引き出す調査・研究
- 「展示・教育普及」:引き出した価値を一般の人に伝える展示・教育普及
管理人はありとあらゆることから自分の知識を活用して、人類に価値のある情報を取り出す仕事が学芸員だと思っているよ!
※あくまで個人の感想です
だから、単なる博物館に就職するための材料ではなく、就職してから社会にどのようなアプローチで貢献していくのか?その材料になる資格だよ!
サンクス!
学芸員になるには
学芸員になるための条件を文化庁のHPから抜粋するね
読むのが面倒くさい人は下に要点をまとめたからスキップしてね!
【学芸員になるための資格の取得方法について】
次の三つのうち,いずれかに該当すれば資格を取得したことになります。(1)学士の学位を有し,大学で文部科学省令の定める博物館に関する科目の単位を修得したもの。
なお,文部科学省令の定める博物館に関する科目については,「博物館に関する科目について」を,学芸員資格取得に必要な科目が履修できる大学については,「学芸員開講大学一覧」を参照してください。(2)大学に二年以上在学し,博物館に関する科目の単位を含めて六十二単位以上を修得したもので,三年以上学芸員補の職にあったもの。
(3)文部科学大臣が,文部科学省令で定めるところにより,上の二つにあげたものと同等以上の学力及び経験を有すると認めたもの(学芸員資格認定を合格したもの)。
【学芸員資格認定について】
学芸員資格認定は,学芸員となる資格を有していることを認定するために,試験及び審査を行うものです。試験認定及び審査認定の合格者は学芸員となる資格を有することになり,合格証書が授与されます。認定方法は,筆記試験である試験認定と,これまでの学識及び業績の審査によって資格を認定する審査認定の2つの方法があり,受験するためには,それぞれ以下の受験資格を満たす必要があります。
(1)試験認定
1学士の学位を有する者
2大学に二年以上在学して六十二単位以上を修得した者で二年以上学芸員補の職にあつた者
3教育職員免許法第二条第一項に規定する教育職員の普通免許状を有し,二年以上教育職員の職にあつた者
4四年以上学芸員補の職にあつた者
5その他文部科学大臣が前各号に掲げる者と同等以上の資格を有すると認めた者
(2)審査認定
1学位規則による修士若しくは博士の学位又は専門職学位を有する者であつて,二年以上学芸員補の職にあつた者
2大学において博物館に関する科目(生涯学習概論を除く。)に関し二年以上教授,准教授,助教又は講師の職にあつた者であつて,二年以上学芸員補の職にあつた者
3次のいずれかに該当する者であつて,都道府県の教育委員会の推薦する者
イ学士の学位を有する者であつて,四年以上学芸員補の職にあつた者
ロ大学に二年以上在学し,六十二単位以上を修得した者であつて,六年以上学芸員補の職にあつた者
ハ学校教育法第九十条第一項の規定により大学に入学することのできる者であつて,八年以上学芸員補の職にあつた者
ニその他十一年以上学芸員補の職にあつた者
4その他文部科学大臣が前各号に掲げる者と同等以上の資格を有すると認めた者
引用:文化庁HP(https://www.bunka.go.jp/seisaku/bijutsukan_hakubutsukan/shinko/about/gakugeiin/)
学芸員の資格の取得方法には3つある!
①
- 大学で博物館に関する授業を受けて、単位(授業をクリアした証だと思ってね)をすべて修得した人
②
- 大学に2年以上在籍して、博物館に関する授業を含めて62単位以上修得(約卒業の半分)
- 学芸員補(学芸員の補助)として3年以上働いていること
③
- 文部科学省の学芸員試験を合格するか審査で認定された人
こんな感じで学芸員になるには3つの方法があります!
どの方法がおすすめ?
資格の取り方はわかったけど、どの方法がいいの?
という方に管理人のおすすめも紹介します!
ずばり、①の大学で資格を取るのが一番簡単でおすすめです!
なぜなら、
- 大学在学中に取得できる
- 分からないことを講師に聞きやすい
- 試験様式は大学の定期試験と同じ
- 授業で色々な博物館を見学できる
と、博物館のはの字も知らない人にでも分かりやすく取りやすいメリットがあるからです!
管理人も大学で取得しました!
もし博物館で働くことを目指して、大学に進学される方には志望の大学に学芸員課程があるか調べてみてください!
調べ方は「〇〇大学 学芸員」で検索すると調べられます!
【以前紹介したおすすめ大学】
ちなみに②と③の方法は個人的にはお勧めしません。
②は一見経験を積めば取得できると思いがちですが、
- 大学に入学し、程度単位を取得していることが前提
- ただでさえ求人が少ない
- 学芸員資格がないと就職は難しい
となっています。
学芸員資格を取得(手段)のために博物館に就職する(目的)
目的と手段が入れ替わってますね
個人的にはもともと学芸員資格が欲しい人向けというよりは、
博物館勤務で後から資格取得したい人向けのイメージです。
そうなると③で取得の流れになるのですが、
- 受験資格をクリアする必要がある
- 試験がとてもむずかしい
かなりイバラの道になります。
③の試験について、
厳密には学芸員試験(筆記テスト)と認定試験(実績を評価テスト)
があるのですが、大体の人は前者の学芸員試験に当てはまります。
この学芸員試験が曲者なのです、、、
下に③の内容をまとめてみました。
〇学芸員試験を受験資格できる条件(大体の人が受ける試験の方)
⑴
- 4年制大学を卒業していること
⑵
- 大学に2年以上在籍して単位を卒業に必要な約半分取得していること
- 学芸員補として2年以上働いていること
⑶
- 教育免許を持っていて、2年以上働いていること
⑷
- 学芸員補として4年以上働いていること
⑸
- 文部科学省が認めた学芸員レベルの専門家
以上の条件を満たした人が筆記試験に進み、合格した場合資格ゲット!
〇審査で認定される条件(レアケース)
⑴
- 大学院を卒業する(修士、博士課程修了)
- 学芸員補として2年以上働いていること
⑵
- 大学で博物館に関する授業を2年以上教えた経験があること
- 学芸員補として2年以上働いていること
⑶
- 学芸員補として一定以上働いていること
- 都道府県の教育員会に推薦されること
⑷
- 文部科学大臣が認めた専門家
「学芸員補」ってなんですか!?
学芸員補というのは博物館で学芸員の補助をする役職の人だよ!
じゃあ~学芸員補にはどうやってなるの~?
やっぱり大卒じゃないとだめ~?
学芸員補になる条件は大学に入学できる学力の人
つまり、高校を卒業していればなれるよ!
ただ、②の方法で話したように、そもそも資格がないと就職が難しいんだ、、、
ままならぬものだ
なにより最大の問題は学芸員試験が難しいということです。
ど、どのくらい?
現役の学芸員でも難しいといわれる問題になっているよ、、、
ヒエッ!
試験勉強は独学でやらないといけないからそれはもう大変、一応通信教育もあるみたいだけど、、、
因みに、過去に管理人の父親と熟練の水族館飼育員が頑張って取得しようとしてたけどダメだったみたい、、、そのくらい大変な試験なんだ
大学でとるほうがいろいろ勉強になるかも~
以上のことから、学芸員資格を取得したいと考えている人は大学で取得することをお勧めします!
【追記】
直近の合格率を見てみると合格率は78.9%と決して低くないみたいです
独学できる時間の確保としっかりとした学習計画を作ることができれば、合格も可能だと思います
まとめ
ここまで読んできて、勘のいい方はお気づきでしょう。
学芸員資格取得には、大学に入学することがほぼ必須
仮に水族館飼育員になりたい人が、専門学校を進路に選択してしまうと学芸員資格を取得する難易度が格段に上がってしまいます。
博物館はそうだけど、水族館とかにはいらなくない?
と思った方もいるでしょう。
確かに必須ではありません。
しかし、ただでさえ少ない求人の中には学芸員資格を必須にしている求人もあります。
大学に入ることがすべてではありませんが、博物館関連の仕事に就きたいと考えている方は大学の進学も視野に入れてみると将来の選択肢が広がるかもしれません。
具体的な取得方法についてこちらでさらに詳しく解説しています↓
【大学で取得へ】
【学芸員補として取得へ】
【独学(試験)で取得へ】
本日はここまでです。
今日もありがとうございました!
またのご来館お待ちしてます!