こんにちは!
小さな水族館の飼育員、管理人のめだかです!
館長目指して今日もガンガンアウトプットしていくので、水族館について学んでいきましょう!
「水族館で飼育している生き物はどこから来ているのか」
今回はあなたが普段水族館で見ている生き物が一体どこから来ているのか解説していきたいと思います!
これを読むことで、あなたは水族館で飼育されている生き物がどこから来たのか(搬入されてきたのか)をある程度予測することができます。
生き物がどこから来ているかを知ってさらに水族館の知識を深めていきましょう!
水族館で飼育される生体の搬入手段
大きく分けて以下の通りです。
①購入・レンタル
②譲渡・提供
③採捕・捕獲
④繁殖
⑤交換
⑥保護
これらの6つの方法を解説していきたいと思います!
それではいってみましょう!
①購入・レンタル
水族館側がお金を支払い生体を購入・レンタルする方法です 生体の入手の方法としては最もメジャーともいえる方法です 主な購入先として、専門の卸売業者、漁業関係者、他水族館などが挙げられます
- 多種多様な生き物を展示可能になる
- 展示数を調節できる
- 生体の情報を事前に確認できる
- 時間を節約できる
- お金(コスト)がかかる
- 搬入時のケアを間違えると病気になる
水族館で企画展が開催されていて、その水族館では普段見ない熱帯魚などがいた場合はこの購入・レンタルの可能性が高いです
②譲渡・提供
外部の人から生体を譲渡・提供してもらう方法です 地域性の高い水族館や、歴史の長い水族館で見られる方法です 主な入手先として、親交のある漁師さんなどが挙げられます
タダでもらえるなんてラッキー!なんて思うかもしれませんが、この関係に到達するまでには水族館飼育員と漁師さんとの信頼関係が大切です
朝早く港に出向いて、漁師さんの仕事をお手伝いさせてもらうなど、お互いの思いやりで成り立っています
③採捕・捕獲
飼育員が海や川に出かけて、生体を入手してくる方法です
血気盛んな生き物好きが集まる水族館では、飼育員が一番幸せを感じる方法なのではないでしょうか?(笑)
入手方法としては、釣り、タモ網、素潜り or ダイビング、仕掛け罠など様々な方法があります。
自然の生き物を知るには自然を知るのが一番!
他の方法と違い、飼育員がある程度自由に行動できます
ただし、自由には責任が伴います!
自然から自分を守る知識と判断力を持つことが重用です
④繁殖
④は水族館施設内で生体を繁殖させる方法です
この方法は高い飼育技術が求められます
他の方法と違い、知識や時間もかかるのが繁殖です
ただ、結果はどうであれ飼育員の成長に一番つながる方法だと個人的に思っています!
⑤交換
外部の施設などと生体を交換する方法です
水族館同士での交換は、地域性の高い生体や、先ほど紹介した繁殖に成功した生体が交換されます
他の水族館で大切飼育された生体だからこそ、より一層大事に育てます
もし〇しでもしたら……地味にプレッシャーがある入手方法です(笑)
⑥保護
自然下で危険な状態になっている生体を保護する方法です
この保護に関しては、他の方法と違う側面があります。
それは、生体を水族館の裏方で療養させ、基本的に自然界に帰す役割です。
保護される生き物として、アザラシ、イルカなどの海生哺乳類やウミガメなどが挙げられます。
準備していない中、どんな生き物でどんな状態なのか分からないまま、責任と知識、根気が必要になります
そんな人間の都合などお構いなしに、生き物は衰弱し、危険な状態になります
だからこそ、日ごろから命と真正面から向き合い、冷静な思考で知識と判断をしていく決意が大事です
これは保護に限らず、飼育しているすべての生き物に言えることです
水族館飼育員をめざすあなたにも、ぜひこの決意を胸に刻んで頑張ってほしいです!
まとめ
今回は水族館で飼育している生き物はどこから来ているのかについて解説しました
①購入・レンタル ・お金を支払い生体を購入・レンタルして搬入 ②譲渡・提供 ・外部の人から生体を譲渡・提供してもらい搬入 ③採捕・捕獲 ・飼育員が自然出かけて、生体を採捕し搬入 ④繁殖 ・水族館内で生体を繁殖させる ⑤交換 ・水族館同士で生体を交換する ⑥保護 ・危険な状態になっている生体の保護
今回の内容は水族館の4つの役割の1つである「収集・保存」に大きく関わる内容になっています
積み重ねた知識が水族館への実習、インターン、アルバイトなどで大きな力になってくれるでしょう
そもそも水族館の役割ってなに?
と思われた方は、水族館の役割についても詳しく解説しているのでこちらも参考にしてください!
本日はここまでです。
今日もありがとうございました!
またのご来館お待ちしてます!