こんにちは管理人のめだかです!
今日も水族館について学んでいきましょう!
水族館就職に有利!?水族館就職におすすめな大学と学部3選【西日本方面】
今日は水族館飼育員を目指すあなたに向けてどのような大学を選択すればよいか紹介させてもらいます!
以前解説した関東版が好評につき、今回は西日本方面のおすすめ大学を紹介したいと思います!
関東版はこちら↓
今回の大学紹介はもし、管理人が大学にもう一度入学するならという妄想のもと、独断と偏見で面白いな~通ってみたいな~という大学を今回紹介しています
インターネットや情報網を駆使し、情報を収集して皆さんに分かりやすく、比較しやすい情報にまとめたつもりです
管理人の情報をすべて鵜吞みにするのではなく、参考にしつつ自分で改めて調べたり、資料請求などして自分の進路をあっているか確認してみてください!
あなたの進路先を選ぶための助けに少しでもなれれば幸いです!
また、紹介する大学以外では水族館飼育員を目指せないというわけではありませんので、参考程度にご覧ください!
それではいってみましょう!
大学関係者様へ
【本記事の各大学情報の引用について】
本記事は水族館飼育員をめざす学生の方に向け、進路先を選択する一助になればと思い作成いたしました。
その中で、管理人が個人的に水族館飼育員を目指す上での教育がされていると考えた大学を紹介させていただいております。
そのため、今回紹介する大学の基本情報(大学名、学部・学科名、所在地、HPへのリンクなど)を各大学様のHPより引用・抜粋させていただきました。
いずれも参考という枠内の項目に記載させていただいております。(引用元のHPリンクも掲載)
本記事は大学のHPや各大学様の公式メディアに記載されている内容と管理人の大学での経験、管理人の知人や水族館関係者などからいただいた情報を基に、各大学の特徴を紹介する構成となっております。
紹介させていただく以上、各大学に携わる方々への感謝と敬意を込めた記事作成を心懸けております。
しかしながら、もし行き届かない点があり、記事内の内容の削除・変更をご希望される関係者様は、お手数お掛けしまして恐れ入りますが、ブログのお問い合わせフォームにてご連絡いただけますと幸いです。
引き続き、日々素晴らしい教育によって水族館飼育員を輩出される大学関係者様への感謝と敬意を込めてブログを運営していきます。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
館長息子の水族館ブログ管理人めだか
水族館就職に強い?西日本方面の大学3選
今回紹介する3つの大学は以下の通りです(順不同)
【私立】福山大学 生命工学部 海洋生物科学科
【私立】近畿大学 農学部 水産学科
【国立※1】水産大学校 生物生産学科
※1:文科省管轄の通常の大学と違い農林水産省所管の教育訓練施設
それでは順番に解説していきましょう!
福山大学 生命工学部 海洋生物科学科
まず広島県福山市にある福山大学について紹介します
所在地:〒729-0292 広島県福山市学園町1番地三蔵
アクセス:JR山陽本線「松永」から北口徒歩3分スクールバス乗り場より10~15分
学校特有の設備:マリンバイオセンター水族館
卒業生の主な就職水族館:宮島水族館、海遊館、京都水族館、しまね海洋館、サンシャイン水族館など
1.水族館飼育員のOB・OGを多数輩出
2.大学施設付属の水族館がある
3.瀬戸内海でのフィールド実習
1.水族館飼育員のOB・OGを多数輩出
関東版でも話しましたが、水族館飼育員を多数輩出している大学に入学するのとしないのでは飼育員になれる確率は大きく違ってきます
実績がある分、水族館側も採用しやすいからです
福山大学は管理人のように西日本方面で生活していなかった飼育員でも、水族館飼育員の出身大学として聞くことがあるくらいです
就職先水族館で紹介したように、西日本にある水族館での採用が多いようです
西日本であなたが魅力的に感じる水族館がある場合は一考する価値はあるでしょう
2.大学施設付属の水族館がある
この情報を知ったとき、管理人は膝から崩れ落ちました
引用:忘却バッテリー みかわ絵子/集英社
関東版で出た東海大学や北里大学もそうですが、大学の施設付属として水族館施設があるのは本当に強いです
施設で学んだことがそのまま業務に直結するからです
要は大学の弱みであると同時に専門学校の学生の強みである実践的な経験を得ることができます
3.瀬戸内海でのフィールド実習
瀬戸内海は本州西部、四国、九州に挟まれた、日本最大の内海です
瀬戸内海には400種を超える魚類のほか、多くの得意な水生生物が生息しています
カブトガニ※現在は環境が変わり、個体数が減少中とのこと
カキ
スナメリ
フィールド実習や卒業研究などで、国内でも希少な立地である、瀬戸内海の生態などを知ることができるのは大きな経験になると思います
また、今回詳しく書いてありませんが、福山大学でも学芸員資格の取得は可能です
他にも生物分類技能検定3級、観賞魚飼育・管理士などの生き物についての資格も取得できるようです
学芸員資格ってなに?という方に簡単に説明すると、水族館の役割を理解した人に与えられる国家資格で、水族館によっては飼育員を募集するときに必須にしている場合もある資格です
学芸員資格の取得についてはこちらの記事を参考にしてください
近畿大学 農学部 水産学科
次に近畿大学について紹介します
所在地:〒631-8505 奈良県奈良市中町3327-204
学校特有の設備:大島実験場など
卒業生の主な就職水族館:海遊館(令和元年分の就職先水族館)など
1.近大マグロといえばわかる実績のある学科
2.養殖生け簀もある水産増殖に強い研究施設
3.水族館飼育員に必要な資格取得に特化した授業がある
1.近大マグロといえばわかる実績のある学科
皆さんが大学を選ぶときには、その大学でどのようなことをしているか調べると思います
何やってるか分からない胡散臭い大学に、安くない授業料を払って通いたくないですよね
大学研究でお茶の間の皆さんでも分かる実績を上げているのは、しっかりとした設備・人材があると思えますし、入学を考える上である程度の信頼感があります
就職実績を見ると、日本でも有数の水族館である海遊館に就職ができている学生がいるので決して水族館飼育員を目指すのが難しいということはないようです
農学部内の水産学科ということもあり、山の上にあるキャンパスです
Google mapより引用
ファ!?キャンパス山の上やんけ!魚の研究どうするん!?
次の項目で説明しますね
2.養殖生け簀もある水産増殖に強い研究施設
管理人が近畿大学の特徴を簡潔に説明するとしたら、二つ目の特徴である水産増殖に強い研究施設であることを伝えます
近畿大学では大学保有の海上生け簀があり、授業で実際に養殖の経験ができるそうです
このような経験はなかなかできることではありません
- 魚類がどのように飼育されているのか?
- エサは普段どのようなものを与えているのか?
- 水族館飼育と養殖飼育の違いはどんなところか?
など、様々な気づき・経験は必ず将来の糧になります
また、先ほどの山の上で研究できるか?の疑問にお答えすると、結論大丈夫です
研究とは要は卒業研究のことで、大学3年生から希望の研究室を決め、実験の方法を学び、4年生時に研究を行い、結果と考察をまとめて論文にするのが主な流れです
淡水魚:キャンパス内での水槽飼育で研究可能
海水魚:研究室に入った後、海辺の研究所の寮で泊まり込みで研究可能または人工海水での飼育で研究可能(ただし小規模)
ということで、山の上のキャンパスだから、他の大学より研究できない、、、なんてことは心配しなくて大丈夫です
因みに海生哺乳類に特化した研究室もあるようなので、イルカなどの研究がしたい方も選択肢に入ってくるかもしれませんね
詳しく知りたい方はこちらの動画が参考になったので時間がある時にご覧ください
1分50秒くらいから
3.水族館飼育員に必要な資格取得に特化した授業がある
水族館飼育員に必要な資格などは大学在学中に独学で学んで、テストに合格して取得するのが一般的な流れです
管理人も独学というのがなかなか苦手で、モチベーションを維持しにくい経験をしました
ただ、近畿大学のカリキュラムを見てみると、授業の中に「潜水技術論」、「小型船舶操縦法」と、それぞれ潜水士と2級小型船舶操縦士の資格取得を助ける授業があるようです
管理人がいた大学は小型船舶免許を授業内で取得できるカリキュラムが管理人が2年生の時に始まりました
バイトや、サークル・部活が忙しくて時間が取れない、、、という学生にはありがたいですね
また、これまでご紹介した大学と同様に、学芸員の資格も取得可能です
潜水士の資格については管理人も記事でまとめているので、時間ある時にでも参考にしてください
【国立】水産大学校 生物生産学科
最後に水産大学校について紹介します
所在地:〒759-6595 山口県下関市永田本町2丁目7-1
教育情報(デジタルパンフレット)
学校特有の設備:小野臨湖実験実習場
卒業生の主な就職水族館:横浜・八景島シーパラダイス、鳥羽水族館、海響館など
1.水産分野専門の大学校
2.少人数制での授業体制
3.フィールドワーク
1.水産分野専門の大学校
水産大学校はこれまでの大学と少し扱いが異なります
というのも、大学というのは文科省の管轄になるのですが、水産大学校は農林水産省の管轄という管轄者の違いがあります
といっても、他の大学と同等の教育は受けれますので頭の片隅に覚えているくらいでよいでしょう
他の大学校として防衛省が管轄する防衛大学校や海上保安庁が管轄する海上保安大学校などがあります
ちなみこれらの大学校では学びながらお給料がもらえるようです(水産大学校ではもらえませんが)
関東編で紹介した東京海洋大学のように、水産分野に特化した学校であるのが特徴です
大学を囲む川や海で乗船実習や研究施設など様々な経験が得られるでしょう
2.少人数での授業体制
他の大学と比べて驚いたことが、学科・学年の定員が少数ということです
引用:水産大学校HPより(http://www.fish-u.ac.jp/campas/gakuseisuu/gakka.html)
これを見た管理人の感想
すごくいい…!
管理人が大人数が苦手というのもありますが以下のようなメリットもあります
〇授業に集中しやすい
・講義の声が聞き取りやすい、板書がとりやすい
・分からないところを先生に聞きやすい
〇同じ学科の先生や学生を把握しやすい
・情報交換、共有がしやすくなる
・友達などを作りやすい
人数が多いと部屋を大きくしなけらばならず、生徒によっては講義の声が聞こえない、黒板が見えないなど集中力を阻害する原因があります
反面、少人数だと聞き取りやすく集中しやすい環境で学習効率が上がりそうだと調べていて感じました
先生との物理的・心理的距離も近くなると思われるので、授業の分からない点なども聞きやすいと思います
ちなみに管理人の母校である日本大学は1学科150人くらいいました(笑)
う~ん、マンモス大学
注意点として水産大学校では他大学と違い学芸員資格の取得カリキュラムがないようです
ですので、学芸員資格取得を視野に考えている方は、試験で合格し取得する必要があります
学芸員についてはこちらも参考にしてください
学科違いで小型船舶免許なども取得できるようですが、今回紹介している学科ではカリキュラムを確認した限りないようです(あったら修正しますm(__)m)
潜水士など必要な資格は別途取得しましょう!
このことが水族館就職に不利になるかといわれたらNOだと思います
就職実績でどえらい有名な水族館に就職できているようなので(笑)
資格に関しては、学校のOBの情報を担任の先生に聞くなどすれば大丈夫だと思います!
人数が少数だと先生方にも話しかけやすい雰囲気があってよいですよね!
管理人は田舎育ちだからか大人数は苦手なのでうらやましいです
3.フィールドワーク
水産大学校には小野臨湖実験実習場という実習場があります
ここはダム湖(小野湖)に隣接しており、野生の基本的な淡水生物を調査するにはうってつけの環境といえます
また、大学校の近くには水族館「海響館」があります!管理人は膝から(ry
海響館の一階部分の一部は「オープンラボ」と呼ばれるスペースがあり、水産大学校の教員による展示・実演を周年行っています
経験上、学校近くの水族館とは密な協力関係にあることが多いのでインターンや実習などでより実践的な経験を得ることができるでしょう
水産大学校の卒業生も就職しているようなので、自分に合う水族館を見極めるのに大いに助けになるでしょう
また、付近には海上自衛隊の基地や、下関フィッシングパークという釣り場があるようです
大学が海のすぐ近くにあるので、講義以外でも多くのことを学べそうです
まとめ
今回は管理人がおすすめする水族館飼育員を目指すのにおすすめの大学を3校紹介させていただきました
【私立】福山大学 生命工学部 海洋生物科学科
【私立】近畿大学 農学部 水産学科
【国立】水産大学校 生物生産学科
どの大学も独自の特徴があり、学べることはたくさんあると思います
最初にお伝えしたように、おすすめ以外の学校に入学したから水族館飼育員は難しいということではありません
他の学校の出身でも優秀でやる気のある飼育員の方はごまんといらっしゃいます
あくまで、どのような学校を選ぶかの目安にしていただけると幸いです!
本日はここまでです。
最後まで読んでいただきありがとうございました!
またのご来館お待ちしてます!