こんにちは!水族館で飼育員をしている管理人のめだかです!
今日も水族館について学んでいきましょう!
【シリーズ連載】
ブログに多く寄せられる質問に飼育員である管理人が答えます
今回はブログをみて飼育員を目指す学生の皆さんなどから寄せられた質問の中で、
- 多くいただいた質問
- これは大切だなと思った質問
の管理人のめだかなりの回答を紹介していきます!
結構飼育員を目指す上で大切なことが詰まった質問・回答になっているので、飼育員を目指す方はぜひ参考にしてみてください!
たくさん寄せられた質問たちを今回は、以下の6つにまとめてみました。
- 大学選び
- 資格について
- 飼育員の適正について
- 就活について
- 仕事について
- 将来について+番外編(おまけ)
今回はシリーズ第1回ということで、大学選びについてのよくある質問を紹介・解説してきます。
当初は一発物で書いていましたが、下書き途中で総文字数が10,000字オーバーしたので急遽シリーズ連載することにしました
飼育員を目指す上で抱える皆さんの悩みを少しでも解決できれば幸いです!
ブログを立ち上げた当初は大学生や専門学生を想定していたのですが、意外にも高校生からいただいた質問が多く、当時はびっくりした記憶があります。
高校時代からしっかり夢や目的をもち、こんなマイナーブログにたどり着き、あわや質問までする行動力がある学生さんには本当に頭が下がりますし、将来が楽しみですね!
さて話が少しそれましたが、質問と回答を見ていきましょう!
水族館で働くのに高校の内にやっておいた方が良いこと、やればよかったと思うことは?
これは多くの高校生の方が悩む質問のようですね。
- 目の前のことに本気で取り組む
- 自分の将来について考える時間を意図的に作る
選択の幅をしっかり確保しておきつつ、今しかできない目の前のことに本気で取り組んでみる
これが回答になると思います
下のリンクで解説していますが、めだか自身も飼育員を目指すなら大学進学をおすすめしています。
そもそも大学に行けなかったら元も子もないので「行きたい大学をしっかり見つけて、受験に合格する程度には勉強を頑張る!」がやっておいた方が良いことになります
ほんとにありきたりの回答ですが、これが王道でありいちばん可能性が高い道だと思います
- 自分が目指す志望大学を絞る
- 合格率を高める努力をする
- 偏差値や定員の確認
- 試験の種類(一般・推薦の是非)
- 試験の対策(試験科目、面接・小論文・課題など)
大学によっては評定が良ければ推薦を狙って合格する手もあるので担任の先生と相談してみてください。
これだけは言えますが辛い受験をする価値があるぐらい大学生活は楽しいです!
先のことを考えるのは大切ですが、一方で高校生活は今しかありません
自身も周りの目を気にしないで高校でできたいろいろな挑戦をすればよかったと思います
将来のことは頭の片隅に残しつつ、目の前のことを全力で取り組んでみれば将来の糧になるはずです!
大学進学した方が飼育員として就職できる可能性は上がる?
こちらも進路で悩まれている学生の方から多く寄せられる質問です。
就職できる可能性・選択肢は間違いなく上がる
- 学歴でふるいにかけられる
- 自身の専門性が上がる
- 就職に保険がきく
学歴でふるいにかけられる
これは単純な話、水族館が出す求人要項の条件を大学進学者は満たしやすいからです。
ただでさえ少ない水族館の求人ですが、条件を見ると「大卒」が条件となる募集が一定数あります。
どうして大卒で募集を出すところがあるの?
これにはいくつか理由があって、
- 価値観の合致しやすさ
- 研修期間の短縮
- 専門知識での貢献
- 精神が成熟している
- 論理的思考ができる
などの水族館側が求める人材としての期待値が高いからと考えられます
これを考えると長くなるのでまたの機会に詳しく解説したいと思います
なんにせよ「学歴でふるいにかけられる場合がある」という事実は覚えておいて損はありません。
自身の専門性が上がる
専門性が上がるのは個人的に大学に通う理由の中で一番意義のあることだと考えています。
大学では専攻分野の2種類の知識を得ることができます。
- 範囲が広く専門性は浅い知識(授業)
- 範囲狭く専門性が深い知識(研究)
どちらも飼育員として働く上で役立つ知識です。
この知識があるかないかで飼育員としての仕事に大きな差が出てきます。
以前水族館の運営について解説しましたが公立水族館や一部の指定管理水族館は水産系とはまったく関係ない分野を専攻した公務員や社会人の方が働くことがあります。
専門性が無いと飼育技術や来館者への解説などに深みが出づらく、長期的に見ると水族館の魅力・質に影響が出てきます。
そのための対策として水族館の運営者がしっかりとしたマニュアルの作成とその研修を実施することが大切です。
他業種上がりの方でもまれに元々生物が好きな人や、働くことをきっかけに勉強する方もいらっしゃいます
最終的に飼育員になるために他業種で修行する人もいるので話すと面白いですよ
より専門性をあげたい場合は、大学(学士)を卒業後、大学院(修士・博士)に進む道があります。
就職に保険がきく
さらに大学であればもし水族館の就職をあきらめたとしても保険がききます。
インターンなどで実際に水族館の現場で働くと自分のイメージとのギャップに気づき、在学中に水族館の就職をあきらめる学生もいることも事実です。
これは決して悪いことではないですし、自分の人生ですから誰かにとやかく言われることではありません。
ただこの時、専門学校か大学に在籍しているかで後の就職活動で選べる職種に大きく影響することは覚えておきましょう。
大学では水産学を専攻していて、就職先は全く畑違いの会社に就職するなんてことは普通にあることです。
学校選びの考え方はこちらでも解説してるので参考にしてみてください↓
おすすめ大学以外の学校では飼育員になるのは難しい?
これは以前紹介した管理人おすすめの大学以外に進学しても飼育員にななれるのか?という質問でした。
全く問題ありません
- ただし紹介した大学は実績あり
めだかが学生として大学を選びなおすなら、という独断と偏見もいくらか混じっています。
みなさんが自分で調べて、自分で現地で聞いて良いと判断したのなら問題ないでしょう。
むしろそんな学科があるのか!とめだか自身の勉強にもなりました
ただし、紹介した大学は過去多くの飼育員を輩出した実績があります。
実績があるということは、
- 逆説的に水族館で必要なカリキュラムがしっかりある
- 水族館側が選考する上で大学名の+補正で信頼されやすい
- 大学のOB・OG飼育員から話を聞きやすい
ということは覚えておきましょう。
最後に
以上、大学選びについて多く寄せられた質問を紹介しました。
最初にお話ししたように、最初は専門学生や大学生に向けて更新していた内容でしたが、予想以上に高校生の方が閲覧していただき驚いています。
自分から情報を取りに行く積極性は必ず将来の役に立つので、胸を張って頑張っていただければと思います!
次回は第2回として「水族館飼育員を目指す上での資格について」解説しますので、ぜひご覧ください。
今回は以上です!
本日はここまでです。
最後までお読みいただきありがとうございました!
またのご来館をお待ちしております!